▼1905.1.22:ロシア帝国

血の日曜日事件(Illustration:マスダ) 日露戦争の真っ最中にロシアで勃発したロシア第一革命のキッカケとなっちゃった有名な事件。
 ロシアの国内は戦争中からなんだかキナ臭い状況になっていて、特に労働者は「このままオレ達を苦しめるんだったらやったるで、オレら!」と鼻息が荒かったわけです。そんな様子を見て世の中を憂えた一人の修道士ガポンが、武力に訴えたりしないで平和で穏健に「請願デモ」という形で御上に訴えようと呼びかけ、ペテルブルクの冬宮に集結してデモを起こしたんですね。
 ところがそのデモ隊に対して血迷った軍隊が発砲、死傷者2000人という大惨事になってしまったんですわ。労働者は怒る怒る、「そっちがその気ならやったろやないか!」と各地にストが波及、その勢いで6月にはポチョムキン号まで反乱しちゃうし、日露戦争でやばいところに国内がそんなことになっちゃったんで、皇帝ニコライ2世がうろたえちゃって『国会(ドゥーマ)開設』を約束(=ロシア第一革命)してしまうという顛末になってしまったわけです。
 一部地域ではガポンは「労働運動を鎮圧しようとした皇帝の差し金でデモを起こした」というウワサもあるとかないとか。どちらにしても、修道士なんかが労働運動の頭に立ってもあんまりロクな事がないということだ。