▼9〜11Cくらいのキエフ周辺

キエフ公国略図はクリックで拡大よ

1.キエフ公国
キエフ公国の中心。見て判るように割とすみっちょにあって、周りに町が少ないので、ウラヂミル聖公が心配してキエフのまわりにたくさん町を建設したという伝説が残っているんだけど、どこまで本当かは不明。

2.チェルニゴフ
“ルーシの地”と呼ばれる主要3州の一つ。異民族(モンゴル,ポロフツィなど)が最初に攻め込んでくるので、結構大変な場所だ。ヤロスラフ賢公が遺言で次男に任せので、随分重要な州らしい。

3.ペレヤスラヴリ公国
“ルーシの地”と呼ばれる主要3州の一つ。ロシア語で、ペレヤ…奪い取る、スラヴァ…栄光、→「栄光を奪い取る」という意味。ウラヂミル(h)が異民族の栄光を奪い取ってこの町を建設したという伝説から。といっても、本当はこの伝説、嘘らしいんだけど。


4.スモレンスク公国
ドニエプル水路の要衝にあるため、その時の公の権力如何で何かと振り回される。かわいそうに。

5.ノヴゴロド公国
一応キエフ公かキエフ公の有力配下が公となっているけど、ドニエプル水路における重要性から商人ら人民で構成される『民会』の力が伝統的に強く、あまり「キエフ公国の一部」という感じのしない、独特な町。

6.ロストフ・スズダリ公国

7.ガリチ・ヴォルィニ


8.ポロツク公国
最後までヴァリャギ(スカンジナビアのノルマン人)の支配が残っていた町で、ウラジミル(h)が強引に支配下に入れるが、その後も半独立状態。古代ノルウェーサガの中では、傑出した位置を占めている。


上の地図は『ロシア原初年代記』9-12世紀ごろのキエフ公国の大まかな様子であって、時期によっては異なります。
“ポロツク”の経済的意義が判りやすいように、ドニエプル川と西ドヴィナ川のみ太線で示しました。