▼ 742〜 814:フランク王国

カール大帝(Illustration:マスダ) カールの戴冠=800年、でおなじみのフランク国王にして西ローマ帝国復活の冠を頂いた西欧中世社会の立役者、シャルルマーニュ殿である。
 彼の戴冠に関しては、ローマ的文化・キリスト教要素・ゲルマン的要素の融合した西ヨーロッパ世界の成立の象徴であり、東ローマ帝国から独立した一つの世界としての西ヨーロッパの出発点だ、とか、いろいろ偉そうな評価がされているんだけど、「じゃあ、カール大帝ってどんな人か」というのはあまり授業では教えてもらえない。
 大帝なだけにいろいろ逸話は残っているけど、生涯通じて女好きで、正式な妻は4人、お妾や私生児は数知れずってな感じらしい。晩年綺麗な少女を見かけて追いかけ回し、少女が教会に逃げ込んだところを祭壇の前で捕まえて押し倒したら少女の腕が折れちゃって、さすがに恥ずかしくなって反省した、という話がある。この時の少女の腕が神のご加護で元通りになったので、この少女は聖女に列せられたという。…それって、ただ単にこの少女が「腕が折れたフリ」をしてカール大帝をごまかそうとしたのでは…?
 とにかくそんな彼は自分の娘たちを大変可愛がり、自分が死ぬまで一人も嫁がせなかったという。娘達は結構美しかったそうだが、教会まで少女を追っかけ回す父親を見て、身の危険は感じなかったのだろうか。ともかく、追っかけ回された女も、お嫁にいかせてもらえなかった娘達も、彼に関わった女はみんな「ケッ」と思っていたんじゃないだろうか。