▼1452〜1519:画家?

レオナルド・ダ・ヴィンチ(Illustration:マスダ) ルネサンスの有名どころ、万能の天才レオナルド。本業は画家らしいが、本人が十六世紀、ミラノ公に宛てた自己推薦文は「私は嵐のごとき散弾をぶっ飛ばせる大砲が作れます。頑丈鉄壁で攻撃不能の戦車も作れます。決して落城しない城だって、空飛ぶ乗り物だって作れます。ついでに絵だって。」とか。ふーん。ついでなんだ。
 そんなついでのお仕事だけど、名声高いレオナルドに描いてもらおうと、みんな多額の前金付で仕事を申し込んだ。ところが、この野郎、なかなか絵筆をとろうとしない。
 なにやってるかっちゅーと、壁画を描くための新技法の研究、と称する化学実験。ようやく新しい技術を開発したと思ったら、今度はリアルな人体を描くために解剖学のお勉強。自分でメスを持って人体解剖、ひたすら人体を極める。んな感じで次々科学分野に手を出して、絵を描き始めるまでにどれだけ依頼者が待たされたか。
 その上、絵を描き始めても、自分の新技術が上手くいかなかったりすると、結局なんだかんだと理屈を付けて仕事を放棄しちゃうのである。なんたるワガママ。
 彼が有名な割に「代表作」が少ないのは、作品と呼べるまでに完成した品が殆どないからだそーだ。その分、受験生は壁画のある大聖堂の名前とか、余計なことまで付属で覚えなくちゃならなくなったりして非常にメーワクしている。
 現代にまで迷惑をかけている万能の天才であった。