▼1838〜1917:ハワイ王国最後の女王

リリウォカラニ(Illustration:マスダ) 教科書にはあまり顔を出さないが、ハワイアンの名曲『アロハ・オエ』の作者として一部地域で有名なハワイ王国最後の女王の名を、リリウォカラニという。
 彼女の生まれた時代には、ハワイはアメリカのじわじわと音のしそうな進出にさらされていて、アメリカ人に有利な条約を結ばせたり、無理矢理憲法を改正させたり、「ハワイ獲得まであと一歩!」ってクイズ番組の最後の問題みたいな状況になっていた。1891年彼女の兄が亡くなり、リリウォカラニが女王となる。学問を好み政治手腕を持っていたという彼女は、ハワイアン(ハワイ原住のヒトビトの意)の権利を取り戻すために新憲法を発布しようとするが、一部のアメリカ人閣僚の反対にあって失敗。彼女の動きに危機を感じたアメリカ人閣僚がアメリカ軍を味方につけて革命を起こし、王政を覆してしまい、1898年の8月12日をもってハワイはアメリカに合併されたのであった。
 ちゅうような、かなり劇的な人生を歩み、アロハ・オエという有名な曲を作り、左のような強烈ギャグをかました彼女なんだから、教科書ももうちょっと扱いを大きくしてあげてもいいんじゃないのかな。ね、山川さん。